2012/09/10

インプレ vol.1 <フレーム、タイヤ、グリップ>

ビッグバイクにも慣れてきた事ですし、ここらでインプレをしてみたいと思います。個人差はありますのでそこはご了承ください。サポートされている製品もありますが、素直な感想です。

  1. Banshee Legend Mk2
  2. Maxxis Minion DHF EXO 3C 2.5
  3. Maxxis Highroller2 3C 2.4
  4. Chromag Basis Grip


使用サイズはM、リアショックを除いた重要は約4000gとアルミフレームにしては軽い方でしょう。付属パーツに予備のリアハンガーが付いてくるのはありがたいですね。簡単なパーツリストはボクサーWC、Fox RC4、フルX0、フルChromagパーツ。乗り始めて2ヶ月が経ちますが、リンク部の造りはとてもしっかりしており、ガタ等は発生していません。チタン製リアアクスルも軽量でホイールの脱着が容易です。

直進安定性、コーナリング性能、走破性に特化したジオメトリーのため、リアセンターが443mmと長く、マニュアルがしにくいという印象を受けました。この点で遊びづらいバイクと思われがちですが、そもそものコンセプトはレースバイク。それでも、できるだけバイク中心の低い位置にリアショック等の重量物を配置してあるため、バイク両端に重さは感じず、振り回すのは非常に容易です。特に輝くのはコーナリング性能。ここまで速く進入し、低く寝かせられるのかと驚きました。おまけにコーナー出口では進入以上に速く飛び出せます。しっかりと身体全身で踏ん張ってやらないと遠心力で身体がつぶされてしまいます。ホイールベースが長いので挙動が乱れた時のコントロール性能はとても良いですね。前の記事のビデオを見てもらえれば分かりますが、レース以外の遊びの用途で使いたい場合はサスペンションや身体をうまく使ってあげるのがポイントです。もちろんその安定性を活かしたレースでの使用がベストであるのは言うまでもありません。

XCバイクの前後、DHバイクの前に使用した感想です。軽い、強い、パンクしない、良くグリップする...。魔法のタイヤなんてもちろん無いのですが、このモデルはそれにかなり近いと思っています。まずはその軽さ。通常のDHタイヤより400gは軽いです。回転部のここまでの軽量化は大きいですよね。細かくフロントを上げる状況にはとても有利です。次に強さ。岩や木の根が張り出しているトレイルをこれでもかと言う程走っていますが、サイドウォールのプロテクションのおかげで切り裂く等のトラブルは今の所一切ありません。厚みはチューブレスタイヤに近いです。次は耐パンク性。快適性を無視し、高圧にすればどんなタイヤでもパンク率は減るでしょう。このタイヤも然り。ですが高圧でのライドは身体が保たないので、ある程度空気を抜いてやる必要があります。極低圧だとDHライド(XCの下りも含む)ではよれてしまったりリム打ちの可能性が高まりますので、空気圧は若干高めが良いかと思います。DHバイクの前に装着して早2ヶ月、パンクは一切ありません。最後はグリップ性能。他社がコピー商品を出すくらいのミニオンですから言うまでもないですね。空気圧を若干高めにすると書きましたが、3Cコンパウンドのおかげでグリップ力が損なわれている感じは全くありません。ここウィスラーでも体重の軽いライダーがこのタイヤを前や前後に使用しているのを良く見かけます。バイクを軽量化したい方には強い味方、低圧/グリップ重視の方はDHケーシングのモデルを是非!

DHバイクの後に使用した感想です。転がり抵抗の低さとグリップ力の高さが備わったモデル。矛盾する両者を高次元でミックスさせたこのタイヤは新たな名作と呼ばれていて、ウィスラーでも非常に多く見かけます。加減速だけでなく、コーナーでのトラクションも秀逸です。素早く寝かせ、スライドさせるクイックなコーナリングの場合、バイクが再び立った時あるいはバンク角が立った時にしっかりとまた喰いついてくれます。また、じわじわとバイクを寝かせながらのゆっくりなコーナリングの場合でも、いきなりすっぽ抜ける事はまず無く、滑り出してもその出方は変な癖が無く、挙動を掴みやすくコントロールしやすいです。サイズは2.4ですが、2.5とほぼ変わらず、エアボリュームが少なく感じる事もありません。ミニオンDHFを後に使用するライダーも多いですが、DHFが縦長のノブに対しHR2は横長のノブですので加速時のトラクションやブレーキング性能により優れているかと思います。
最近発売されたばかりのグリップですが、最初のサンプルが出来上がった1ヶ月以上前から使用しています。全体的に細身で凸部が無く、ゴルフボールのディンプル形状が特徴ですので、手が小さい、手に刺さるようなグリップ凸部の感触が嫌い、という方にぴったりでしょう。ゴムの感触は柔らかすぎず硬すぎずといったところで、長時間の使用でも疲れが出てきませんし摩耗も見られません。某O社人気グリップが摩耗した状態に近いですが、新品でも使い込んでもそのちょうど良い摩耗した状態がずっと続く感じで手への馴染みは最高です。エンドリングはバーエンドキャップも備えた造りになっています。


続編のvol.2ではプロテクター等のライディングギアについて触れます!

4 件のコメント:

  1. 匿名9/11/2012

    背景が白色で文字も白色なのでしょうか?
    残念ながら読めませぬ

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  2. 背景は写真、文字は白です。

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  3. 匿名9/25/2012

    いつも大変楽しみに拝見しています。
    IEでは問題なく表示されるのですが、SAFARIやiPad、iPhoneからスクロールして見ると背景が途中で白になり、白文字が見えません。
    何か改善できませんでしょうか?

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  4. ご報告ありがとうございます。こちらはChromeを使用していますが、問題なく表記されます。おそらくHTMLのエラーかと思います。

    また、本ブログはビデオや写真を中心に扱っていますので、画面の小さい携帯端末での閲覧がベストではないことをご承知頂けたらと思います。

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